現在賃貸物件を探している方のなかには、不動産会社の広告で瑕疵物件という言葉を目にしたことがある方もいると思います。
そもそも瑕疵物件とはどのようなものを指すのかあまり分かっていなくても、なるべく避けて探すようにしているかもしれません。
今回は、瑕疵物件とはどのような定義があるのか、また物理的、心理的にはどう分類されるのかを解説していきます。
是非参考にしてください。
賃貸物件における瑕疵物件とはどのようなものを指すのか
まずはじめにこのような賃貸物件に関して、どのような意味や定義があるかを解説していきます。
読み方について
普段あまり見慣れない漢字が使われているので、読み方がわからない方もいると思いますが、読み方はかしぶっけんと読みます。
どのような種類が存在するか
建物や土壌などに問題を抱えている場合は物理的に、近所にお墓があったり同じ建物で誰かが過去に亡くなっているなどは心理的に分類されます。
どちらも定義としては、一般的にいう事故物件を表しており、なかなか借り手がつかない賃貸物件です。
賃貸物件における物理的瑕疵物件とはどういったものなのか
次に、物理的瑕疵物件の一例を解説していきます。
物理的瑕疵物件に分類されるのは建物の欠陥など
雨漏りやシロアリなど、建物の強度や耐久性に欠陥がある場合は物理的瑕疵物件に分類されます。
これが放置されているままだと、長年住み続けることで大きな被害を被る可能性があります。
貸主の告知義務がある
こういった建物の場合は、不動産会社や貸主の告知義務があり借り手に必ず説明する必要があります。
万一告知を怠ると大きなペナルティーを科せられることになります。
賃貸物件において心理的瑕疵物件とはどういったものか
次に心理的瑕疵物件とはどのようなものかを解説していきます。
心理的瑕疵物件の一例
心理的瑕疵物件に分類されるものは、精神的に不利益と感じる欠陥なのでどこまでをカバーするか、基準が決められていません。
たとえば同じ建物に死者が出ているパターンや、近所に暴力団の施設があって暮らしにくいなどが挙げられます。
実際にそういった問題がある場合は、不動産会社や貸主は口頭での告知義務を課せられているので守らなければなりません。
告知義務の期間がいつまでかというと、事故発生から2～3年で1人目の入居者までが義務となります。
まとめ
賃貸物件を探すうえで、なるべく避けておきたいと感じる瑕疵物件ですが、平気な方は問題なく暮らせるケースもあります。
少し欠陥がある程度で大幅に家賃が値引きされていることもあるので、自分の性格などを鑑みて検討するようにしてください。
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