不動産を売却するときにインスペクションの実施を政府が推奨しています。
政府がインスペクションを推奨するのはどうしてなのでしょうか。
インスペクションとは、どういうものでどんなメリットがあってどれくらい費用がかかるのかご説明します。
不動産を売却するときに実施するインスペクションとは?
インスペクションとは調査や検査という意味の英語で、不動産を売却する前に家の劣化具合や修繕の必要性などを診断することです。
2013年に国土交通省は「既存住宅インスペクション・ガイドライン」を策定し、インスペクションの普及に取り組んでいます。
これはインスペクションを実施する業者によってばらつきがなくなり、適切な診断結果を出すための基準です。
また、2018年4月には「改正宅地建物取引業法」が施行され、中古住宅を仲介する業者にインスペクションについて売主と買主の双方への説明義務が課されました。
インスペクションを実施するタイミングとしては、売却査定前が理想的です。
査定前におこなうことで、インスペクションの結果を踏まえて査定額を決められるからです。
不動産売却時におけるインスペクション実施のメリット
政府も普及を進めるインスペクションですが、不動産の売却時に実施することでどんなメリットがあるのでしょうか。
インスペクションを実施することで、買主は修繕の必要性など、物件の状態がわかるので安心して購入できることがメリットです。
売却物件の瑕疵について売主が正確に把握できることで、売却後に瑕疵が判明してトラブルになることが防げることは売主にとってのメリットといえます。
仲介業者にとってもインスペクションによって家の状態を把握できるので、売却後にクレームを受けにくいのでメリットといえるでしょう。
不動産売却時のインスペクションにかかる費用について
不動産を売却するときには、インスペクションを実施したほうが良いのはわかりましたが、費用はどれくらいかかるのでしょうか。
一般的にはインスペクションの費用は5万円から7万円が相場となっています。
ただし、床下に潜り込んでの調査や天井裏に入り込んでの調査など、より詳しく調査してもらうオプションを加えるとさらに1万5千円から3万5千円ほど高くなります。
また、マンションと一戸建てでは費用が変わってきます。
マンションの場合は広さに関係なく5万円が相場となっていますが、一戸建ては広さによって料金が違う業者が多いようです。
165㎡~250㎡が5万円でそれより狭いと4万5千円、広いと6万5千円が相場となっていますが、業者によって違うので必ず確認しましょう。
まとめ
不動産売却時のインスペクションとは、売却物件の状態を調査することです。
インスペクションの実施により、売主、買主、仲介業者すべての方にとってメリットがあり、政府も推奨しています。
費用は5万円から7万円が相場となっていますが、業者によって違うので事前にしっかりと確認をしましょう。
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